聖智学園について


平成24年7月に新園舎が建ちました
平成24年7月に新園舎が建ちました

 当学園が立地する淡路島は自然豊かで温暖な気候条件であり、また明石海峡大橋の開通により交通の利便性も大変良くなり、子どもを養育する環境としては非常に恵まれています。

施設形式は大舎制で2歳から18歳までの30名が、日々元気いっぱいに生活しています。少人数という特徴を活かして、それぞれの場面において子どもたちと十分ふれあい、自主性を尊重した指導を行っています。


施設基本理念

 聖智学園においては、「児童福祉法」「児童憲章」並びに「児童の権利に関する条約」の基本理念に基づいて、子どもたちの最善の利益を実現し、また、子どもたちの権利擁護を図りつつ、「個性豊かで心たくましく思いやりのある人間として育つ」ことができるように支援していきます。

 


児童養護施設とは

  児童福祉法第41条の規定により、乳児を除いて保護者のいない児童、その他環境上養護を要する児童等を入所させて、その童心および独立心を損なうことなく、正常な社会人として生活できるように援助することを目的とする施設です。

 


施設基本方針

1.以下に掲げる人間形成を目標として養育します。  

  ・種々の願望や欲求を保持し育成していく人間  

  ・労働・生産を尊ぶ人間  

  ・社会的連帯心を有する人間  

  ・豊かな愛情を持った人間  

  ・自己の尊さを知り、それを守っていく人間

 

2.子どもたちの育ちにじっくり関わり、自分を認め、相手を認め、許しあい、助けあう心を育てます。

 

3.子どもたち一人ひとりの成長過程を確認し、権利行使主体者として個別性を認め、自己決定できる力を育みます。

 

4.利用者である子どもたちは何らかの理由により社会的養護が必要であり、「生活」「発達」「自立」を支援していくという認識のもと、安全で安心できる生活環境を整え、社会で生きていくための生活力を育みます。

 

5.地域とのかかわりを重視し、地域の養育力を最大限に生かした援助に努めます。

 

 


施設長の役割と責任

  施設長は、自立支援計画の立案、被措置児童の虐待防止、施設運営の改善、業務の統括管理、人事管理、業務決済等を行う。また、入所児童の親権を代行する存在でもあり、児童福祉への高い見識と使命感そして運営能力を日々研鑽し高める。

 

  施設長は、職員の自己実現に配慮した個々の能力を発揮できる職場環境を作り上げ、コンプライアンスに基づいた現代的な施設運営に努める。日頃から子ども集団全体と個々の子どもへの養育方針の共有をはかり、個々の職員個性を尊重しつつ、支え合う職員風土を醸成することを心がける。 また、施設長の対外的役割や、地域・学校・児童相談所等他機関との連携においても、重要な役割を担い、広い分野において責任を果たすものとする。そして、専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼のもとにリーダーシップを発揮する。

 

  施設長は遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全体をリードする。法令遵守の観点での施設運営に関する研修や勉強会に参加する。また、職員に対して遵守すべき法令等を周知し、遵守するための具体的な取組を行う。

 

   施設長は、養育・支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な指導力を発揮する。養育・支援の質の現状について定期的、継続的に評価・分析を行い、職員の意見を取り入れるとともに、施設内に具体的な体制を構築し、自らもその活動に積極的に参画する。

 

   施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮する。

 

   施設長は、施設の理念や基本方針の実現に向けて、人員配置、職員の働きやすい環境整備等を行う。経営や業務の効率化や改善のために施設内に具体的な体制を構築し、自らもその活動に参画する。