当学園が立地する淡路島は自然豊かで温暖な気候条件であり、また明石海峡大橋の開通により交通の利便性も大変良くなり、子どもを養育する環境としては非常に恵まれています。
施設形式は大舎制で2歳から18歳までの30名が、日々元気いっぱいに生活しています。少人数という特徴を活かして、それぞれの場面において子どもたちと十分ふれあい、自主性を尊重した指導を行っています。
聖智学園においては、「児童福祉法」「児童憲章」並びに「児童の権利に関する条約」の基本理念に基づいて、子どもたちの最善の利益を実現し、また、子どもたちの権利擁護を図りつつ、「個性豊かで心たくましく思いやりのある人間として育つ」ことができるように支援していきます。
児童福祉法第41条の規定により、乳児を除いて保護者のいない児童、その他環境上養護を要する児童等を入所させて、その童心および独立心を損なうことなく、正常な社会人として生活できるように援助することを目的とする施設です。
1.以下に掲げる人間形成を目標として養育します。
・種々の願望や欲求を保持し育成していく人間
・労働・生産を尊ぶ人間
・社会的連帯心を有する人間
・豊かな愛情を持った人間
・自己の尊さを知り、それを守っていく人間
2.子どもたちの育ちにじっくり関わり、自分を認め、相手を認め、許しあい、助けあう心を育てます。
3.子どもたち一人ひとりの成長過程を確認し、権利行使主体者として個別性を認め、自己決定できる力を育みます。
4.利用者である子どもたちは何らかの理由により社会的養護が必要であり、「生活」「発達」「自立」を支援していくという認識のもと、安全で安心できる生活環境を整え、社会で生きていくための生活力を育みます。
5.地域とのかかわりを重視し、地域の養育力を最大限に生かした援助に努めます。